やる気論
突然だが、皆様に質問。
「中学受験とは、一体誰のためにするのだろうか?」
子供のため? 親のため? 世間体のため?
当然、答えは「子供のため」。
親は子供の将来を憂い、考え、子供のために子供に受験をさせる。
そして子供も自らの目標を達成するため、第一の関門として受験するのである。
だから結局は「子供のため」に受験するのだと言える。
まさか「親のため」や「世間体のため」なんてお答えになっていないでしょう?
そう、そんなことは当たり前。聞かれなくとも分かっている話である。
しかしながら、実際はそうではない事が多い。
現実には「何で受験するのかがわからない」という人がたくさんいるのだ。
例えば、私の実体験。
早慶道場にカウンセリングにやって来る保護者の中にはこんな人がいる。
「どうも子供がやる気になって勉強してくれないんです……」と、見るも明らかに精根尽き果てた様子。
今まで四方八方、自分にできることはやり尽くしたのだろう。表情には心なしか「諦め」も感じられた。
しかし、こんな事例の多くが「中学受験とは子供のためのもの」だと理解していないケースなのである。
「理解していないとは何ごとだ!」と思われるかもしれないが、これはあくまで「子供自身が」である。
子供の頭の中にどこか「お母さんがやれって言うから」、「お父さんに怒られるから」という思いがあり、やる気も上がらず勉強の能率も効果も上がらないのである。
そもそも、「やる気」とは何だろうか?
『大辞泉』によれば、「やる気」とは
「進んで物事を成し遂げようとする気持ち」(小学館刊『大辞泉』増補・新装版より抜粋)
のことだという。
つまり、自分自身で積極的に、目標を「成し遂げようとする気持ち」こそがやる気なのだ。
だから、「自分のため」という意識がない子供に「やる気を出せ!」と言ってもしょせん無理なのである。
いくら保護者が全力を尽くしても、それは空回りに終わってしまってしまう。
中学受験をするにあたって真っ先にすべきことは、子供に「物事を成し遂げようとする気持ち」を抱かせること。
物事とは即ち目標の事だ。
そして「目標とは何か?」と問われれば、それはもちろん志望校合格である。
この目的無くして「やる気」は芽生えない。無味乾燥で中身の無い勉強をするさみしい子供に育ってしまうのだ。
逆に言えば、「やる気」さえあれば後は正しい勉強をするのみ。
志望校合格のためにいったい何が必要で、いま何をすべきなのか明確にし、それを克服するために勉強をすること。
これが正しい、あるべき受験の姿。こうすれば必ずや望むべき結果が出ることだろう。
もしもお子様に「やる気」がなく、積極的に勉強をしていないとお思いなら、まずはじっくり話し合ってみることだ。
「なぜ中学受験をするのか?」を子供自身が理解すれば、その日から学習態度はガラッと変わる。
志望校合格を「成し遂げる」ため、「やる気」の炎にメラメラと燃えたお子様の姿を目の当たりにするはずである。

何故、勉強することが必要なのか。
勉強することのメリットを子どもに理解させることが、
親の務めであり、最初のスタートなんですね。
日頃から、意識した親子の会話を心がけることが大切なんだと改めて実感しました。
コメントありがとうございます。
勉強に限らず、何事にも「目標意識」を持つことが大切です。
そしてその目標を成し遂げるためには何が必要か考え、即、実践すれば必ず成功します。
またダメな講師を見極めるポイントは簡単です。
ズバリ、「1年前と比べて成績が下がっているかどうか」。
やる気を引き出すのも塾講師の仕事です。
みかんさんのお子様が「目標意識」を持ち、そしてやる気を持って勉強に取り組むことを祈っています。