授業を受けてるだけじゃ意味が無い!
送り盆も明け、塾では夏期講習会後半戦の真っ只中である。
特に、小学6年の受験生は朝から夜まで勉強勉強の毎日だろう。
塾によっては朝っぱらから夜遅くまでずーっと授業漬けだという子も多いのではないだろうか?
もちろんせっかくの夏休み。使える時間は有用に利用したい。
だからこそ長時間ずーっと授業を受けるわけだが、どうしても授業は「受身」となる側面が多い。
というのも、授業は「聞くこと」、つまり講師の投げかけた情報を「受けとる」ことばかりになってしまう。
こうやって一方的に情報を受けとるだけでは、残念ながらデキる子供にはならないのである。
そもそも、「成績アップの方程式」を満たしていないのだからデキるようになるはずが無いのだ。
じゃあ「成績アップの方程式」とはなにかというと、『「理解」→「定着」→「得点」』のプロセスを踏むこと。
「授業を受ける」というのは、方程式でいうと「理解」する場である。
教えてもらっていれば理解は確かに深まる。
しかし、その後の「定着」と「得点」のプロセスを踏んでいない以上、成績アップにはつながらないわけだ。
なぜなら授業とは知識を理解し、脳内に知識を「インプット」する場に過ぎないから。
いくら脳内に豊富な知識があろうとも、本番のテストで「アウトプット」出来なければ何の意味もない。言ってしまえば宝の持ち腐れだ。
しかし、授業での「理解(インプット)」した内容をしっかりと「定着」させていなければ、決して「アウトプット」つまり「得点」することが出来ないのもまた事実である。
そこで必須となるのが家庭学習だ。
授業内容を復習し、宿題によって何度も何度も反復することで「理解」は「定着」される。
「定着」を言い換えるとするならば「覚える」とか「自分の身にする」という言葉がいいだろうか。
「体に染み込ませる」という意味で「体得すること」としてもしっくりくるかもしれない。
熱血至上主義の気合満々の塾では、朝から晩まで授業漬けの夏期講習を実施していることもある。
しかし、「インプット」ばかりでは、子供たちはいつまで経っても「定着」しない。
何度も繰り返すように、「定着」しなければ「得点」する力など身につかないのだ。
ちなみに、私が塾長をしている早慶道場では朝から晩まで「自習室」を開放している。
この自習室では子供たちの自主学習のため、TA(ティーチングアシスタント)がいつでも質問できるように待機し、子供たちを管理している。
ほとんどの生徒が授業後に自習室で勉強し、授業の復習や宿題をこなして「定着」をはかっている。
彼らの受験本番がどんな結果になるのか……今から楽しみで仕方が無い。
