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  • 塾の講習会にどう臨むべきか?

    12月も中旬に入り、寒さもどんどん厳しくなってきた。この季節、いちばん注意しなければならないのは風邪。私も予防用にマスクを買って、外を出歩く時には必ず身につけている。
    ただマスクをしてしまうと、私のチャームポイントである「ヒゲ」が隠れてしまう。だから街中で知り合いに挨拶しても、私だと気づいてもらえずに寂しい思いをすることが多い(笑)

     

    さて、12月下旬から年明けにかけて塾では冬期講習会が実施されることだろう。せっかく高い授業料を払って参加するわけだから、やはり高い効果を期待したいもの。

     

    しかし、ただ闇雲に塾から言われる通りに受講していても高い効果は望めない。
    というのも、塾の冬期講習カリキュラムというのは「2学期の復習」に当てられていることがほとんど。
    特に集団指導塾においては、2学期に学習した単元の中で、生徒の大多数がつまづきやすいところを復習するだけで終わってしまうことが多い。集団指導だとある程度仕方がないことではあるのだが……。

     

    例えば、5年生の2学期につまづきやすい単元として挙げられるのはなんだろう。
    算数だけでも、速さの問題(旅人算など)、比の性質、合同と相似、面積比などなど……。このように数多く挙げられる。
    そしてどの単元も中学受験で頻出な超重要単元である。
    子供がちょうど同じ単元を弱点にしているのなら、それでもいいのかもしれない。
    しかし、子供ひとり一人の苦手単元はさまざま。旅人算が苦手な子もいれば、図形が全く駄目な子供だっている。

     

    つまり塾のカリキュラムというのは、生徒一人ひとりのために作られたカリキュラムではないのが現実なのだ。

     

    では、どうしたら「効果の高い講習会」にすることができるのだろうか。

     

    その答えは、「具体的な目標を持って参加すること」。

     

    例えば、「苦手科目の克服」を目標とする場合なら、2学期に受験した模試やテストなどの結果をよく見て、得点できていない単元を把握してから講習会に臨まなくてはならない。
    特に、他の生徒の得点率が高いのに、「ウチの子供だけできていない」ような単元があれば要チェックだ。
    模試で返却されてきた帳票を見ると、棒グラフなどでわかりやすく苦手単元がわかるようになっている。それを確認した上で、子供の弱点単元を克服を目標とするのである。

     

    そうやって講習会に臨めばきっと今よりも格段に効果的な講習会となるはずだ。

     

    講習会というのは、ただ参加していれば良いというものではない。「旅人算を絶対間違えないようにする」というような、具体的な目標を持って参加することをお勧めしたい。

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    野田 英夫

    【プロフィール】
    1967年東京生まれ。
    早慶道場塾長。

    大学時代より家庭教師のアルバイトを始め、人気教師としてめまぐるしい日々を送る。この経験から「子供を成長させること」に生き甲斐を感じ、理想の教育を求めて㈱早稲田アカデミー入社。

    長年にわたりトップ講師として活躍し、御三家・早慶などの難関中・高へ数千人以上合格させた実績を持つ。この経験を評価され教師研修にも尽力。教師の教育を通じて理想の指導法を模索し続けた。そこで培ったノウハウを凝縮した独自の教育法を元に「家庭教師PASS」を創業。2009年度入試では早慶中合格率75.8%を達成した。

    そして2009年12月には「受験を通じて生きる力を育てる」という理念を実現すべく早慶中受験専門の進学塾である「早慶道場」を四ツ谷に開校。日々、子供たちの心に火をつけるべく、檄を飛ばし続けている。

    【WEBサイト】
    http://waseda-keio.jp/