子供が受験を辞めたいと言い出した!?
みなさん、新年明けましておめでとうございます。
2010年も本気で頑張る子供のため、粉骨砕身の精神で取り組む所存です。本年もよろしくお願いいたします。
さて、年が明けついに受験シーズン本番である。
弱点を克服しようと必死に机に向かう子供たちの姿を見ると、教える側としても「なんとかしてあげたい」という気持ちが盛り上がってくる。
「困った時の神頼み」ではないが、しっかりと神社に合格を祈願してきた。
最後の1点を分けるのは「絶対にあきらめない」という精神力である。子供たちには「できると思えば何でもできる」と信じ、本番に臨んで欲しい。
だが、いよいよ迫った入試本番を前に、追い詰められているご家庭があるのもまた事実。
中にはこの時期になって「受験を辞めたい!」なんて言いだした子供もいるのではないだろうか。
直前の模試でも成績は下降しっぱなしで、志望校に合格できないと思って自信をなくし、全てが嫌になってしまう子も結構多いものだ。
しかし父親に相談してみても「嫌だって言うんなら無理にやらせなくても」と、真剣に考えてくれず、どうしていいのかもうわからない!
こんな時には、結論から言ってしまうと、どんなに子供が嫌がっていても中学受験を辞めさせるべきではない。
ある調査によると、中学受験する子供の約9割が、受験を辞めたいと思ったことがあるという。
思っただけで辞めずに最後まで受験した子供もいれば、途中で断念してしまった子供もいるわけだ。
色々な事情があっただろうが、私は途中で断念した生徒たちは非常にもったいなかったと思う。
なぜなら、中学受験に臨むことは、子どもの精神的成長にとって大きな意味があるからである。
私の塾には、講師を希望している大勢の人々が集まってくる。
その人たちのほとんどが中学、高校、大学受験なりの受験経験をしている。
しかし最近の少子化や大学全入時代の影響からか、一般入試ではなく「推薦入試」だけで入試をクリアしてきた人が多くなってきた。
しかし、その受験を経験していない人たちに共通するのが、責任感に欠け、継続力に欠けていること。
少しでも嫌になったら、他人に迷惑を掛けようが、途中で投げ出してしまうのだ。
受験による競争や努力する訓練がされていないため、少しでも精神的なプレッシャーやストレスがかかると、すぐに楽な方に逃げてしまう。
もちろん、受験経験のない全ての人がそうだとは言わないが、その傾向があることは事実である。
だから私の塾では、ほとんどの場合受験経験の無い人間を講師として採用することはほとんどない。
決めたことを最後までやり遂げることは、大きな力になる。精神的にも大きな影響を与えることだろう。
成功不成功にかかわらず、その経験を通じて子供はきっと大きく成長するのである。
だから、私も最後まで中学受験させることをお勧めたい。
しかし、そのためには子供に中学受験をする意義を、なぜ中学受験をするのかを深く理解させる必要がある。
本人が嫌がっているのに無理に受験させても結果は見えているからである。
もう一度、中学受験し、志望校に入学することを心から理解させねばならない。
本気で志望校に入学したいと信念を抱いたら、今度はそう簡単には辞めるとは言い出さなくなり、勉強にも身が入り一気に成長するだろう。
さらに言うと、こうした家によくありがちなのだが、父親が子どもの受験に無関心なのもいただけない。
嫌なら辞めろでは、子供に安易に逃げ道を示しているようなものだ。
大切な子供の進路について、両親ともに同じ方向を向かなければならない。
志望校に通っている姿と近くの公立中学に通っている子供の姿の、両方をイメージしてみて欲しい。
そうすればきっと、父親もも正しい選択をし、受験を応援するようになるはずだ。
