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    脳みそだって汗をかく?!

    さぁ、勝負の時がやってきた。

     

    千葉や埼玉、また地方校の東京会場受験組などが、早い学校では先週から入試がスタート。
    各地で子供たちが多いに悩み、そして合格に喜びを爆発させていることだろう。
    ただしその一方で、合格の陰にはその分涙があるというのもまた事実。
    だからこれからの1ヶ月間、電話が鳴ると「合格か!? それとも…」と冷や冷やしっぱなしで、塾の人間は全く生きた心地がしない(笑)

     

    ちなみに私の塾へは毎日吉報が届いている。非常に嬉しい限りだ。
    しかし、これからが彼らにとっては本番である。この合格率を落とさないように、もう一度気を引き締めなおして指導にあたる所存である。

     

    突然だが、ここで一つ問題。
    みなさんは、体と頭を使ったとき、どちらがより疲れるでしょう?

    正解は「頭」。実は、体よりもはるかに「脳みそ」の方が疲れやすいのである。

     

    それは疲労のメカニズムを考えてみるとよくわかる。

     

    人間は運動をすると、呼吸を多くする。
    これは運動(筋肉を動かす)のためには多くのエネルギーが必要とされるからで、エネルギーを生産する時には酸素が必要だから。
    しかし、呼吸により体内に入った酸素の2%は、活性酸素といわれるものに変化する。
    この活性酸素というものは体内の細菌を退治してくれるのだが、正常な細胞も傷つけてしまう厄介者。
    この厄介者の後始末のために、傷ついた細胞を修復しなければならない。

     

    実は、この時に疲労を感じているのである。

     

    頭を使ったときも同様に、脳が大量の酸素を必要としているので、活性酸素が発生して頭がボーっとしてしまうのだ。
    簡単に言えば、この厄介者はどんな動きをするときにも必ず登場する、本当に扱いが面倒くさい子なのである(笑)
    脳の神経細胞は、他の細胞に比べて活性酸素に弱い。そのため、どうしても細胞修復に時間がかかってしまう。

     

    なので、頭の疲れのほうが長引き、多く疲れるように感じるのである。
    脳みそも体と同じように、働いたら汗がダラダラに疲れ切っちゃうのだ。

     

    勉強していて頭がボーってしてきたら、脳が疲れているのかもしれない。
    そういうときは体を動かして脳を休ませてあげると、細胞も修復されてリフレッシュ出来る。勉強もはかどるということだ。

     

    ついついこの時期になると、「最後の追い込みだから」1日に10時間以上塾に缶詰になって、休憩もなしに勉強し続ける子が多いもの。
    しかし科学的な見解から言えば、それはかえって脳がオーバーヒートしてしまう。勉強は捗るどころか何にも覚えられず、ただやったらめったら疲れるだけ。
    有意義な学習をするためにも、「休憩をしっかり取ること」はとても大切なのだ。

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    野田 英夫

    【プロフィール】
    1967年東京生まれ。
    早慶道場塾長。

    大学時代より家庭教師のアルバイトを始め、人気教師としてめまぐるしい日々を送る。この経験から「子供を成長させること」に生き甲斐を感じ、理想の教育を求めて㈱早稲田アカデミー入社。

    長年にわたりトップ講師として活躍し、御三家・早慶などの難関中・高へ数千人以上合格させた実績を持つ。この経験を評価され教師研修にも尽力。教師の教育を通じて理想の指導法を模索し続けた。そこで培ったノウハウを凝縮した独自の教育法を元に「家庭教師PASS」を創業。2009年度入試では早慶中合格率75.8%を達成した。

    そして2009年12月には「受験を通じて生きる力を育てる」という理念を実現すべく早慶中受験専門の進学塾である「早慶道場」を四ツ谷に開校。日々、子供たちの心に火をつけるべく、檄を飛ばし続けている。

    【WEBサイト】
    http://waseda-keio.jp/