えんぴつを落とすと……
一生懸命勉強はしているはずなんだけど、どうしても成績が上がらないという子供がいる。
授業も集中して聞いているのにどうもテスト本番では得点が伸びない。
先生の授業もわかりやすいし、ノートもそれなりに取れている。だが、結果が伴わない。
実はこういう子供には、ある大きな共通点が存在するのである。
その共通点とは、「授業中にえんぴつや消しゴムを机の下に落としてしまう」こと。
意外なことかもしれないが、実はコレが成績悪化の大きな原因の一つなのである。
もちろん、子供たちもわざとえんぴつを落とすわけではないだろう。
だが、結論から言ってしまえば「えんぴつを落とすと成績も落ちる」のである。
というのも、えんぴつを落とすと非常に学習効率が悪くなり、授業にも集中できなくなってしまうからだ。
では何故「えんぴつを落とすと成績も落ちる」のだろうか。
想像してみて欲しい。
あなたがえんぴつを拾おうとする時、いったいどんな状態になるだろうか。
まず、目線はえんぴつを追って床に向かう。しばらくキョロキョロと探し、意識は「えんぴつの場所」だけに集中してしまう。
そして、えんぴつを見つけたら拾おうとする。体をかがめて手を伸ばし頭の位置が机の高さよりも低くなり、とても黒板を見ているどころではない。
またこうなると授業内容も全く耳に残っていないだろう。何せ意識は「えんぴつの場所」だけに集中し、目線は床にあり黒板もノートも見ることが出来ない。
仮に教師から質問を受けても、その内容を理解していないどころか呼ばれたことにも気付かないだろう。
この状態で授業内容を理解できるはずがないのである。
つまり、「えんぴつを拾う」ということは「授業を無視する時間」を生むということだ。
仮にほんの些細な、わずか10秒程度のことだとしても、もしその時に最重要ポイントが語られていたらそれは聞き逃すことになる。
即座に拾おうとしなくても、意識の中ではえんぴつが気になって気になって、もう授業に集中できないものだ。
「どこにいったかな?」、「無くなってないかな?」、「代わりにどのペンを使えば良いかな?」
その間授業内容は耳の中を右から左へと、まさに受け流すだけ。あえて表現を選ばずに言うと授業を「無視」しているのだ。
だから、えんぴつを落とす子供はとかく成績が悪いことが多い。
さらに、集団指導塾の授業においては周りの子供にも迷惑にもなる。
落としたえんぴつが別の子の机の下に行ったら、その子もえんぴつに意識が集中して気が散ってしまう。
先ほど言った状態が、一人だけでなく二人に同時発生するわけだ。
一人がえんぴつを落としたせいで、みんなが授業に集中できなくなる。これが毎時間毎時間、複数回も繰り返された場合……。言うまでもなくクラス全体の成績が落ちる。
ほんの些細なことだが、子供の成績なんてそんなもので大きな影響が出てきてしまうものなのである。
では、何故えんぴつを落としてしまうのだろうか。
子供がえんぴつや消しゴムを落とす原因は、持ち方がなっていない場合や座り方の姿勢が悪いから。
最近は特に「ペン回し」に失敗し、えんぴつが遠くまで飛んでいってしまうことが非常に多い。
これらを矯正すること、つまり「ちゃんと持っとけ!」と叱責することが重要だ。
しかし、まずは“落とさないようにする工夫”をすることが必要なのである。
その工夫はとっても簡単だ。
まず、授業で使用する机をしっかりチェックしてみて欲しい。
机の前方と両サイドは特に壁がないことが多い。こういった「えんぴつを落とす恐れのある位置」を把握しておこう。
そして壁がない箇所にはペンケースを置き、簡易的だが壁を作ってしまう。
さらにえんぴつなど転がりやすいものは、その壁に向かって並行に置く。
えんぴつを落とさないために必要なことなんて、たったこれだけなのである。
身近な工夫ひとつで、勉強の効率というものは劇的に向上する。
もしもお子様が「えんぴつをしょっちゅう落としている」と思われたなら、今のうちに落とさない習慣をつけておこう。
仮に本番の試験において、えんぴつや消しゴムを落とすと命取りになりかねない。
というのも、試験中は自分が落としたえんぴつや消しゴムを自分で拾うことは許されないからだ。
落とした場合には、手を挙げて試験監督に拾ってもらわなければいけない。
「もしも試験官が気付いてくれなくて、試験中に集中力が欠けてしまったら……」
本番で最高の結果を残すためには、えんぴつ一本が非常に大切な役割を果たしているのだ。

なるほど!!
我が子、よく鉛筆や消しゴムを落とします。
そして無くし物も多いです・・・
既に受験終了、第三志望に決まりました。
三年前にこれを読んでいたら、第一志望に受かったかも!?
今からでも遅くないですね!
6年後の受験に備え、気をつけさせます!!
カプチーノさん
コメントありがとうございます。
物を落とす癖が直れば、きっとお子様の集中力もかなり変わってくるでしょう。
身の回りの些細なことを、当たり前に出来るようにしてあげて下さい。
それが出来る子は必ず成長し、大きな夢をかなえるはずです。
ただ、最後に一つだけ。
第何志望であろうと、お子さんの志望校、つまり「夢」には変わりありません。
そう、お子さんは一度夢をかなえることに成功したんです。
その夢の舞台でしっかりと努力を積み重ねれば、必ずもっと大きな夢を掴めることでしょう。
6年後の受験、応援しています。頑張って下さい!