国語の成績は『形』で必ず上がる!
早慶道場に初めてカウンセリングに来られる方の多くが、こんな悩みを打ち明けている。
「本当に国語が出来なくて・・・・・・。成績が上がらないんです」
同じ悩みを抱えてらっしゃるご家庭も、きっと多いのではないだろうか。
結論から言おう。実のところ、国語は一番「成績を上げやすい教科」だ。
というのも、学ぶべきポイントが完全に決まっているからである。他の教科と違い、膨大な知識の暗記を必要としない。
もちろん、最低限の漢字や知識は身につけなければならない。
しかし、それ以外はただただ「形」を見ていくことに尽きる。
正解を導く方法を体得することが国語と言う教科のカギだ。
では、「形」とは一体何なんだろうか。
実のところ、国語で出題される文章と言うのは、大方構成のパターンが決まっている。
例えば説明文であれば最初に話題を提示し、次いで補足的な説明や例を出し、最後に結論付ける。
「話題→例→結論」、これが文章構造の決まりである。
これがわかれば読んでいても「今はどんなことを言っているのかな」と、「流れ」を見ながら読むことが出来るようになる。
例えば説明文の読解なら、冒頭で「話題(何について書かれているか)」をつかみ、最後の段落で「結論(何が書きたかったのか)」をつかめば、おおよその言いたい事がわかる。
この流れを理解するポイントは、ズバリ「印を付ける」こと。
まず、「話題」を理解するため、冒頭部分をじっくりと読み、キーセンテンス・キーワードに印(線を引く、丸で囲むなど)を付けよう。
印を付けておくことで、実際に解答する時、また文章を読み返す時スムーズに内容を思い出すことができて非常に効果的だ。
次いで「例」が「話題」の何を説明するために出て来ているのかを追いかける。筆者は「例」を入れることで、「話題」を読者にとってわかりやすくする狙いがある。
そして最後の「結論」でどんな言葉をもって筆者の主張が表れているのか、今までの「話題」や「例」から見つけ出したキーワードから探し出す。
こうすると文章全体の「形」が見える。この「形」に沿って問題を解けばいいというわけだ。
ちなみに、本当はもっと細かい注意点も多々あるし、物語文においても同じく「形」を見て解くことが出来る。だが今日は文字数の都合上割愛させていただく。
しかしともあれ、このように国語には明確な攻略法が存在するのである。
この文章の「形」、つまりはフォームを理解し、定着させることが国語読解における一番のポイントなのだ。
実際、国語の「形」が身についた子供たちはあっという間に成績が向上している。
私が国語の授業を担当していた時には、たった1か月で模試の偏差値を15以上アップさせた子だっている。
早慶道場に入塾した生徒たちも同様の結果を出し、保護者の方々を驚かせたのは言うまでもない。
この子たち曰く「文章が浮き出て見えた」そうで、スイスイ文章が読めてしまったらしい。
これがいわゆる文章の「形」を、そして流れを理解するという読み方なのである。
別にこの子たちに特別な能力があったわけではない。基本に忠実に、文章の「形」を徹底させただけだ。
このフォームを理解し、定着させることは何も受験だけに限った話ではない。例えばスポーツの世界でも同じこと。
ボールを投げるにしても、正しい体の使い方、即ちフォームを理解し、体に定着させていなければ速く、鋭いボールを投げることはできない。
サッカーでもゴルフでも格闘技でも、フォームが定着しなければ真の力は発揮できない。
そしてどのスポーツでも繰り返し練習すれば正しいフォームを習得できる。
国語もこのことを頭に入れて繰り返し文章読解を繰り返すと自ずとその能力は身につく。
そう、国語はやれば必ずできる教科なのだ。
なのに正しいフォームを身につける練習をしていないから、成績が上がらないのである。
闇雲にバットを振り回しても、野球がうまくならないのと一緒。正しい構え方、体の使い方を知らなければ上達はしない。
国語でお悩みならばまずはこの「形」、フォームの定着を徹底させることをお奨めする。
「形」が出来ていないというのは、即ち基本が出来ていないということだ。
ただ大丈夫、やれば必ず出来るのが国語だ。やった分だけ確実に成果が出るのである。
まずは国語をやらずして何をするというのが、私の持論。
「なかなか出来なくて」とお悩みの方は、真っ先にフォームの定着を図ることをお奨めする。
どんなスポーツとも一緒で、繰り返しフォームの練習をすれば必ず、しかも簡単に成績は上がるのだ。
さて、次回は受験本番において国語が「守りの要」になるということについて。次回更新をお楽しみに。
