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    【カテゴリ】親の役割・子の役割

    受験までの親の役割

    中学受験本番まで、残すところあと4ヶ月。
    こんなふうにタイムリミットを突きつけられると、親は「子どものために何かしてあげられないか」と気が焦るもの。
    我が子可愛さが故、ついつい「余計なこと」をしてしまってはいないだろうか。

     

    「直前期はこのテキストがいい」と聞けば子どもにテキストを購入し、普段使わないような優しい言葉で語りかける。
    いくら今が大事な時期だとは言え、まるで腫れ物に触るような態度で接してしまうご家庭もあったりする。
    さらに最悪のケースは、あまり勉強のはかどらない子供の様子に焦って、お父さんお母さんが自ら授業をしてしまうことだ。

     

    はっきり言っておこう。
    中学受験での「親の役割」とは、「今までと変わらないように振舞うこと」である。

     

    受験スケジュールの作成や健康管理を徹底させることは当然の役割である。
    しかしそれ以上に大切なのは日々の日常と変わらないように子どもに接することなのだ。

     

    私は今まで、受験で成功した多くのご家庭と接してきた。
    俗に“難関校”と呼ばれる第一志望校合格を勝ち取ったご家庭に共通していたことは、直前期であろうと家庭のペースを崩さなかったこと。
    入試直前期であろうが、本当にいつもと変わらぬ毎日を送っていたのである。
    子どもをごく普通の家族の一員として、「当たり前の毎日」を当たり前に過ごしていたのである。

     

    私の教え子で開成中学に合格したK君のお母さんは、かつて私にこんな風におっしゃられた。
    「毎日のペースを崩さず、息子のペースで勉強させました。そのおかげで本番でも気負うことなく平常心で試験に臨めたようです」

     

    また、K君本人も試験中を振り返り「まったく緊張しませんでした」と言った。
    お母さんからの「毎日努力して、それで試験に落ちたんなら仕方ないでしょ」という、あくまで普段通りの励ましの言葉がK君にとっても大きな支えとなったそうだ。

     

    大切なことなのでもう一度繰り返しておこう。
    受験までの親の役割、それは「今までと変わらないように振舞うこと」である。

     

    入試本番までの時間が限られてくると、多くのお父さんお母さんが子どもに多大なプレッシャーをかけてしまうもの。
    子供たちは塾では嫌でもプレッシャーを与えられている。
    だから、ご家庭では日常と変わらないいつものように接してあげるように心がけて欲しい。

    2010/09/22 23:01:01

    【カテゴリ】勉強方法

    野田英夫の左手理論

    少し前の話である。受験生たちが最後の追い込み必死に勉強している最中、私は私である“凄いこと”に挑戦していた。

     

    「利き手の右手ではなく、『左手』で箸を使えるようにする」ことである。
    これはハッキリ言ってかなり難しい。「そんなの簡単だよ」と思われるのなら、ぜひ試してもらいたい。
    「絶対にムリ!」と途中で投げ出してしまうことだろう。

     

    「何故そんなことを?」と言われても、特に大した意味はない。
    右手を負傷して箸が持てなかったという訳でもない。本当に大した意味は無いのである。
    強いて理由をあげるのならば、利き手ではない左手を使うことで「新たな能力アップが図れるのでは?」と期待したまでだ。

     

    挑戦初日はまったく箸がうまく使えず、白米を食べようにも上手く口に運べなかった。
    「まるで初めて箸を使う外国人のようだった」とは、周囲のスタッフの言葉である。
    私もまぁそれはそれはイライラしながら食事していたのを覚えている。

     

    しかしながら3日、4日と左手での食事を続けると、お世辞にもお上品とは言えないものの、ある程度は箸が使えるようになってきた。
    そして日に日に左手での箸の使い方も上手くなり、1週間も経つと何の違和感もなく食事を済ませることが出来るようになってしまった。

     

    “慣れ”とはスゴイものだなと、改めて実感した経験であった。

     

    ところで、来年・再来年と中学受験に挑むあなたのお子様は、「受験勉強」という挑戦に“慣れて”いるだろうか。
    そもそも、勉強することに“慣れて”いるだろうか。
    自宅学習が日常になっているだろうか。

    (more…)

    2010/02/10 22:41:03

    野田 英夫

    【プロフィール】
    1967年東京生まれ。
    早慶道場塾長。

    大学時代より家庭教師のアルバイトを始め、人気教師としてめまぐるしい日々を送る。この経験から「子供を成長させること」に生き甲斐を感じ、理想の教育を求めて㈱早稲田アカデミー入社。

    長年にわたりトップ講師として活躍し、御三家・早慶などの難関中・高へ数千人以上合格させた実績を持つ。この経験を評価され教師研修にも尽力。教師の教育を通じて理想の指導法を模索し続けた。そこで培ったノウハウを凝縮した独自の教育法を元に「家庭教師PASS」を創業。2009年度入試では早慶中合格率75.8%を達成した。

    そして2009年12月には「受験を通じて生きる力を育てる」という理念を実現すべく早慶中受験専門の進学塾である「早慶道場」を四ツ谷に開校。日々、子供たちの心に火をつけるべく、檄を飛ばし続けている。

    【WEBサイト】
    http://waseda-keio.jp/